「審友会」って何だ?

このホームページを資料として残しておくことで誰かの役に立ちそうなので残しています。情報が少し古い部分もありますが少しづつ修正していければと思います。

 

審判員の団体である『審友会』について紹介します。入会から審判活動を始めるまで。

【審友会の誕生】
1989年に女子の国別対抗戦であるフェデレーションカップ(男子の国別対抗戦はデビスカップ)が日本で開催されたのをきっかけに、大会に大量の審判員が動員されるようになりました。
それまでにも日本テニス協会に審判員制度はありましたが、当時は、審判員のリクルート、養成、大会への動員をまとめるまでには至っていませんでした。そのような状況の下、主として社会人の審判員を組織化するために日本テニス協会審判育成委員会(当時委員長: 藤倉喜代さん)の指導の下、1990年に「審友会」が結成されました。現在、公認団体ではなく単なる同好会として活動を行っており、都道府県協会に所属する審判員の横断的な組織として活動しています。

【組織と主な役割】
   ・代表幹事:総括、審判要請の受付、会計
   ・副幹事:大会動員のとりまとめ
   ・地域幹事(関東8都県、東海、関西、中国、四国、九州)
         :メンバーへの(からの)連絡窓口
   ・行事担当:研修会、合宿などの企画・運営
   ・広報担当:会報の編集・発行
   ・事務局:入退会の受付、審判関係情報の収集・配信、マニュアルの作成、ホームページの管理

【メンバー】 
メンバーは、JTA(日本テニス協会),ITF(国際テニス連盟)の公認審判員が中心となって構成されていますが、審判員資格を持たないメンバーもいます。
参加資格は、テニスルールを熟知し、審判実技を身につけて、大会で審判してみようという意欲のある方なら誰でもOKです。

今すぐ審判ができなくてもかまいません。審友会に所属した後、トレーニングを積んで審判員資格を取得し、審判員として大会に参加しているメンバーもいます。資格を持っていても審判をする気はない、という方はメンバーにはなれません。

メンバーは、そのほとんどが仕事を持っている社会人の審判員であり、また草テニスプレーヤーとしても各地の地域大会でそれぞれ頑張っています。
主として地域の大会で審判していますが、プロテニスの審判をすることもあります。今のところ、メンバーの中には審判だけで生計を立てている人はいません。しかし、気持ちはあくまでもプロの審判員としての誇りを持って、各種の大会で活躍しています。
約三分の一を占める女性審判員のほとんどは「日本女子テニス連盟」所属し、やはりプレーヤーとして、そして審判員として各種の大会で活躍しています。

データ改訂中

【活動範囲】
活動の中心は、もちろん大会での審判です。最近は、JTA主催の大会だけでなく、各地の都道府県協会の審判員として都道府県大会や市町村大会のレフェリー、コートレフェリー、アンパイアとして活躍しています。審判の大会要請は、JTAばかりでなく各種の大会関係者からも寄せられ、その要請に積極的に応えています。

都道府県内だけしか活動できないというメンバーは、都道府県内で開催される関連大会に参加し、また、勤務の都合上、土日しか参加できないというメンバーは、土日だけ参加するなど、メンバーの皆さんがそれぞれのペースに合わせて活動しています。
国内だけでなく、海外で開催される大会にも審判員として活躍しているメンバーもいます。

【その他の活動】
審友会では、”大会に参加して審判をする”ということの他、審判講習会(大会見学会を含む)、実技練習会、合宿などを開催し、審判技術を磨いて大会に備えています。
初心者にも熟練者と同じような審判ができるようにと、審友会独自の「審判マニュアル」が作られ、活用されています。審判講習会などに利用しようという方には、無料で頒布しています。但し、切手を貼り、住所、氏名を明記した返信用封筒が必要。

初心者、未経験者のために「大会見学会」(実際の大会で先輩たちの審判ぶりを見学しながらスコアカードの付け方、ストップウォッチの使い方などを実習)も開催しています。事前に「ホットニュース」欄でお知らせしています。

また、国内外の審判関係資料も収集し、関心ある方に頒布しています。
詳細は、審友会事務局へお問い合わせください。
メンバーのコミュニケーションの場として、会報(smile on the chair)や短信(審判やルール関係の情報)も年に数回発行しています。

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