審判のクラブハウス

審判員の一人として最近の審判のあり方について考えてみました。考え違いなところがあるかもしれません。1つの意見としてお受け取り下さい。
選手のプロ化、世界への転戦が進んでいる中で、日本には本当の意味での審判のプロフェショナルがいない、今後育てていかなくてはならないと、よく耳にします。
しかし、社会人の誰が「よし、じゃぁ俺がやってやろう」と声高々に叫ぶでしょうか?現状では、生活に余裕があって副業的に時間が取れる一部の人しかできないような状況ではないでしょうか。
なぜなら、日本では仕事を捨ててまでして、食べていけるような環境にない訳ですから....。(これが実態)
もし、高収入が約束されるのなら、語学も必死になって勉強して、人をけ落としても、俺が一番の審判になってやるという人が出てくるかも知れませんが。 → これが本当の意味でのプロフェッショナル?。
しかし、そこまでできない、生活のための仕事と2足の草鞋を履いている(つもりになっている)社会人の私たち(私も含む)は、どうしても趣味の範囲のお手伝いから、抜けきれないアマチュアなのだと思う。まぁ今一応楽しいからいいかなっという程度の。これが、今後一番問題になってくるのだとも確かに思う。
プロの選手にとっては、そんなんじゃ困るのでしょうけど..。だけどねぇ~。やっぱしねぇ~。こんなんでも使ってよ。お願い!!というのも実態。
審友会という審判の団体がどのようなものであって欲しいかということを考えるとき(あるべき姿?)、後々どう変わっていくか、進化していくか?よく判らないのですが、「一つのテニスクラブ」(審判のクラブハウス)という考え方はどうでしょうか?
そこに行けば遊べるみたいな..。(ホームページもありますし)そして、プロ(審判の)を目指す人も、ウィークエンド審判であればいいと思う人も、プロ・アマ問わず、ひとつのくくりとして審判を志す(関わっていたい)ものの集まりのようなものというのはどうでしょう。
社会人、学生に限らず、ジュニアの参加もOKのような組織は作れないでしょうか? 当然そこには審判のコーチもいて、なんてのがきっと理想なのでしょう。
審友会(クラブ)所属から、世界を目指す審判が生まれた!!! なんて言うのもあっていいのではないでしょうか。(既にいる? 実態を知らないものですからすみません)
勝手なことをしゃべりまくったようですが、審友会の方たちは、将来についてどのような夢、希望を持っておられるのでしょうか。是非、お聞かせいただければ幸いです。(今後の審判界のあり方を心配する審判員の一人より)(99/09MTさん)

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