ソロ・チェアアンパイアの任務を箇条書きにまとめてみましたので参考にしていただければ幸いです。「私たちは、こんなふうにやっている」などご意見もお寄せください。(1)試合前コートに入る前
・試合方式(セット数、タイブレーク等)、使用ボール数、ボールチェンジの確認。
・バインダー、ストップウォッチ、メジャー、コイン、消しゴム付き鉛筆2本、(これらは少なくともチェアアンパイアが自前で準備すべきもの)
スコアカード、必要数のニューボール、ユーズドボール(セットボール)の確認
・プレーヤー名の確認(特に、外国人選手の場合は発音の仕方,日本人プレーヤーの読み(発音)など)
・スコアカードの予め記入できる箇所は埋めておく。
・当番コートの進行状況に注意を払い、前の試合終了後、速やかにコートに入場できるように待機する。(2)試合直前コート上で
・ネットの高さ、テンション、シングルススティックのチェック。
・コートのコンディション、スコアボード、プレーヤーのタオル、飲み物等のチェック。
プレマッチミーティング できるだけ手短に,必要事項だけ伝える。
・プレーヤーをセンターストラップ付近で待つ。
・プレーヤーの名前を確認し、服装違反などがないかチェック。
・プレーヤーに試合方式、使用ボール数、ボールチェンジなど試合に関する情報を伝える。
・コインをスピンさせ、かつ十分高くトスする。
・トスの勝者にサーブ/レシーブ/エンドを選択をさせ、コインを拾う。
・プレーヤーにボールを渡し、「Five minutes for warm-up」とアナウンス後、ストップウォッチを作動させ、審判台に上がる。
(3)試合中 ・ボールのイン/アウトの判定は、プレーヤーがセルフジャッジする。
・プレーヤーがコールできないボールはグッドとみなす。
・プレーヤーの判定が明らかに間違いであると判断したとき、SCUは直ちにオーバールールする。
オーバールールについて |
1,「アウト」または「フォールト」のコールをSCUがオーバールールして「グッド」としたときは、ボールを正しく返球したかどうかに関係なく、そのプレーヤーは失点する。 |
2,プレーヤーが明らかに「アウト」のボールを返球したとき、SCUは「アウト」とコールする。 |
3,きわどい判定で、オーバールールするには不適当と思われるときは、判定をそのままにする。推測でオーバールールしない。「明らかな」「間違い」に基づいて行う。 |
・サーブされたボールがネット、ストラップ、バンドのいずれかに触れた後、ボールがネットを越えたとき、SCUは「ネット」とコールする。
誤ってプレーヤーが「サービスレット」をコールしたときの処置 |
a).SCUが「ネット」とコールしないのにプレーヤーが「レット」とコールしたときは、そのプレーヤーの失点となる。 |
b).SCUが「ネット」とコールしないのにレシーバーが「レット」とコールしたとき、SCUがネットインしたことを追認すれば「レット」が成立してレシーバーの失点とはならない。 |
c).SCUが「ネット」とコールしないのにサーバーが「レット」とコールしたとき、SCUがネットインしたことを追認してもサーバーは失点する。 |
その他
・ポイントが決まった時、直ちに、大きな声で、はっきりと、スコアをアナウンスし、 ポイントルーザーを見てからスコアカードに記入する。
(スコアカードに記入しながら下を向いたままアナウンスしない)
・サービスレット、ネットタッチ、その他のファウルショットのコール。
・プレーが連続して行われるように20秒、90秒ルールをチェック。
・ボールチェンジの責任
・観衆のコントロール。
(4)技術上の注意事項・頭を上げる
・ボールから目を離さない。
・サーバーがサービスする直前に、レシーバーが準備しているかどうかチェック。
・コート上で起こっているすべてのことに、いつも注意を払う。
・コートの状況や侵入物等に気を配る。
・プレーヤーから質問があった時は、身を乗り出して言い分に耳を傾け、はっきりと明確に答える(感情的にならず、冷静に)。(5)試合後・できるだけ早くコートを去る(試合終了時間の記入を忘れないこと)。
・プレーヤーに話しかけない。
・スコアカード、ポイントペナルティーカードを完成させ、大会本部に提出。