ブレイクポイント

テレビで試合の中継を見ていると、AさんのサービスゲームでBさんがそのゲームを取りそうになると(あと1ポイント)、「BP」(BreakPoint?)という表示がでていました。
Bさんのブレークが成立するまで何度も表示されていたので、ブレークのチャンスがくる度に表示されるものなのだろうと思っていました。(・・・私の勘違いでなければいいのですが(^-^;))
例えばその試合がノーアドバンテージだった場合、DueceのときはBさんに「BP」と表示されるのだろうか? と悩んでいます。

それから、タイブレークについてなのですが、
1.ポイントのコールについて、12ポイント制の6-6は、 何と呼ぶのでしょう? Dueceなのかシックスオールなのか
2.6-6以降は2ポイントを先取しないとゲームを取れませんが、それはノーアドの場合も同じなのでしょうか。(00/12 後藤さん)

A:1.ブレークポイントとは、0-40、30-40、advantage (receiver side) など、あと1ポイントでそのリシーブゲームを取れる状態になったときのポイントのことを言います。
ですから、No-Ad の deuce の状態は、双方に対して server 側には game point であり、receiver 側には break point であることから、receiver 側"だけ"に表現する "break point" という表現にそぐわないので、そうは言わないことになります。
2.6-6は、シックス・オールです。以後、セブン・オール、エイト・オールという表現を続けます。卓球?のようにデュースという表現は、テニスのタイブレークではありません。
2-2.タイブレークには、ノーアドでも deciding point(デュースの後のゲームが決まる1ポイント)は、ありませんので、2ポイントの差が必要です。(7ポイント以上かつ2ポイント以上の差をつけることが必要です。)
3.コートの友より詳しいものは、残念ながらないと思います。
本掲示板の過去ログに何件か、紹介されていた記憶がありますが、小生はそれらの本の内容は知りません。ただ、ルールブックは毎年少しづつ変わって行くので、その年の解説書がないと無意味なことだと思います。

補足:
「ブレーク・ポイント」とか「セット・ポイント」、また、「マッチ・ポイント」などは、テレビの解説者レベルの用語です。審判の用語には一切ありません。こんなアナウンスを審判がしたら、それこそとんでもないことになります。
審判としては、どんなに試合の山場にさしかかろうが、「ラブ・フォーティ」とか「フォーティ・サーティ」というふうにいつもと変わらない調子を保ってアナウンスすることが求められています。
また、スコアについては、「アナウンスする」で、アウト、フォールト、レットなどは「コールする」、と言いますので、使い分けた方がよいと思います。(00/12 Tenez Boyさん)

 

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