サービス時に隣のコートからボールが

レット(ポイントレット)について質問します。
ケース1)ファーストサーブがフォルトしてセカンドサーブの体勢に入ったところで、隣のコートからボールが・・・
ケース2)ファーストサーブがフォルトしセカンドサーブでインプレーに入ったところで、隣のコートからボールが・・
私が微妙に感じるのは、セカンドサーブの体勢に入る・・が、どのタイミングなのかで判断が違うような気がするのですが、それとケース2)の場合もセカンドサーブを打ち終わりリターンが打たれてからインプレーのような気がするのですが、レシーバーがリターンする前にレットをコールした場合はどうなんでしょうか?
要するに、同じレットでも、もう一度ファーストサーブを要求できる場合と、セカンドサーブからの場合、ポイントレットの場合は当然ファーストサーブからで問題ないと思いますが、どんなもんでしょうか?
もう少し補足します。昨日の大会であったケースですが、女子ダブルスで仮に A対Bとします、AサーブBレシーブのケース、ブレークポイントです、Aのファーストはフォルト、セカンドサーブがフォルト、Bはブレークに成功と思いました。ところがAから、自分はレットをコールしました、なぜなら隣からボールが・・と言う申し出。
しかしAのコールはBには聞こえておらず、従ってどのタイミングでレットをコールしたか判らないしかもAはポイントレットを要求(ファーストサーブから)理由はポイントがかかっているから?
この場合の問題点は、まずどのタイミングでのレットコールかと言うことと、その場合のやり直しがファーストなのか、セカンドなのか、と、ポイントがかかっている時と、かかっていない時で判断が違うのか?皆さんはどうお考えですか?他県同士のプレーヤーの対戦で、自分の県では・・・と言う話も出たとか・・・県単位で判断が違うことがありうるものでしょうか?テニスって本当に奥が深いですね~
最後に1点だけ、コールが聞こえた、聞こえなかったのトラブルにはどう対処するのが良いのでしょか?(00/11 SYさん)A:サービスが関係するレットの処理においては、
<<「サーバーがトスを上げる直前の一瞬静止する瞬間以降」がサービスのアクションが本当に開始された時期と判断し、その瞬間以降に外部からの妨害があった場合は、それがセカンドサービスであっても、ポイントレットとし、ファーストサービスからのリプレーとする>>
<<その一瞬静止する瞬間以前で、第2サービスの準備を始める前の段階であり、その妨害が(隣のコートからボールが入ってくるなどの)短い妨害であったら、そのまま第2サービスを行う。>>
という内容が「2000年版コートの友」P.53に記載されています。
「トスを上げる直前の一瞬静止する瞬間」とは、すべてのサーバーに共通する動作で、ほとんどの選手の場合は、トスする手でボールをコートに何回か突いたあと、両手を前方で揃えるような静止状態(一瞬動きを止めた状態)のことを言います。(これは、「2000年版コートの友」p.29に「レディーポジション」として記載されています)
「サーバー側がセカンドをフォールトした後に、いまのは隣からボールが入ってきたからレットだと主張した」という問題についてです。:
「他からの妨害でレットを主張できる」のは、インプレー中にプレーを止めたときにのみ初めて主張できます。プレーを止めるためには、インプレーが続いていることが前提になります。サーバー側がセカンドサービスを打った後にレットを主張できるのは、グッドサービスのときだけです。なぜなら、妨害と判断したのなら、セカンドサービスするのを即止めなければならなかったからです。セカンドサービスを打ったと言うことは、打った瞬間にはサーバー側には妨害となっていなかったからであり、打った瞬間以後にサーバーが妨害を発見しても、妨害を未だ受けていない状態で打った第2サービスがフォールトだったらそれは単にフォールトだということだけに過ぎません。
セカンドサービスがもしインだったら、そこで妨害を発見し、プレーを止めて、レットを主張できることになるのです。
「コールが聞こえた、聞こえなかったのトラブルにはどう対処するのが良いのでしょうか?」ですが、「サービスを打ってしまった」という事実が優先され、その曖昧なレットコールはとうてい認められるものではないでしょう。「打ってしまった」からには、打った瞬間には妨害を受けていなかったと判断するのが最良の判断だと思います。(00/11 Tenez Boyさん)

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