レシーブ位置の間違い?

ダブルスのレシーブ側の問題で(セルフジャッジ)、第一ゲーム初めっからレシーブ側がペアとの位置を間違えサービスを受けきって、第三ゲームになって始めてそれに気付いた場合、第三ゲームで戻して良いのか、間違えたままで通さなくてはならないのか・・・・です。第三ゲームから戻すということにすると、故意に第一ゲームで試してからということも考えられるわけで(そんなことをする人はいないと思うのですが)、やっぱり間違えたままの守備で通してもらう方が良いのでは・・・と、ちょっとした議論になったのです。正解はどうなのでしょうか?(00/06 とくやまさん)A:レシーブ体制の間違いについてコメントします。
「第一ゲーム初めっからレシーブ側がペアとの位置を間違え・・・」とありますが、ダブルスの試合では、第一ゲームあるいは第二ゲーム(最初のレシーブのときに)でパートナーの一人がフォア(デュース)サイドでレシーブしようとバック(アドバンテージ)サイドでレシーブしようと自由で、決まっていません。
ルール上は、第一ゲームの第一ポイント以降のレシーブ体制は、そのセットが終了するまで変えてはいけないことになっているだけです(規則38)。また、第二セットになったらペアのレシーブ体制を第一セットと入れ替えても構いません。
今回のケースではなく、セット中にレシーブ体制が間違っていることに途中で気づいた場合はどうするかというと、
例えば、第一ゲームはAがフォアサイド、Bがバックサイドでレシーブしていたのに、第三ゲームに入って、逆になっていることに気づいたときは、そのゲームが終わるまで、間違った体制でレシーブし、次の第五ゲームのレシーブのときに本来のレシーブ体制に戻すことになります。(00/06 すまいるさん)

試合をしている双方が同意すればなんでもありなのかも知れませんがそれはルールとは別の話になってくると思います。少なくとも審判が入っている試合だったら、いくら双方が同意しようが、セット途中でのリシーブ体制の入れ替えは認められるものではありません。 
そもそも、各セットで最初に取ったリシーブ体制がそのチームのリシーブ体制の表明なのです。それを間違っていたということは、単に「作戦ミス」をしてしまったことであり、「リシーブ体制の間違いに気づいた」とは全く意味が違うものです。 
したがって、あくまで、この問題のコメントとしては、「すまいる」さんのコメント以上のものは、ルール上あり得ないことになります。「<試しに左右を入れ替えてリシーブしてみる>というようなことは不公平なので排除する」ということにもこのルールの目的の一つがあるわけですから。(00/07 しんちゃん)

 

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